オニユリの増え方による差
先日、オニユリの球根からの発芽の様子を掲載しました。
オニユリは分球、鱗片、木子、むかご、種のように複数の方法で増えると書きましたが、翌年の成長具合は増え方によってかなり違います。
写真1枚目は親の球根から生えた芽です。
4/9掲載の様子より大きくなってきました。
パイナップルのように葉がたくさん茂っています。
今年もたくさんの花が期待できそうです。
写真2枚目は木子から生えた芽です。
木子はオニユリの土の中にある茎のまわりにできる小球根です。
昨年の秋~冬頃に親の球根を掘りあげたら木子がたくさんついていました。
大きめなものを選んで地植えにしてみました。
しっかりした茎が立ち上がり、葉も次々と伸びています。
写真3枚目は植えた覚えのない場所から生えた芽です。
むかごか種から生えたようです。
葉だけが姿を現しています。
他に分球した球根も植えています。
掘りあげた親球根に木子よりずっと大きな球根が1コ横にくっついていて、それを引き離したものです。
茎はやや細めで葉数も少ないのですが、親球根の芽に近い様子です。
こんな感じで増え方によって翌年の様子は大きく異なります。
分球した球根はもしかしたら花をつけそうな勢いです。
でも、木子やむかご、種から育った芽は今年花を咲かせることは難しそうです。
順調に育てばオニユリの花を楽しめるのは7~8月頃、夏ですね。
今後も生長過程を比較観察していくつもりです。
百葉箱もどきの計測値メモ
4/23 平均気温11.5℃ 気温4.4~18.6℃ 湿度38~70%