ウメ(実ウメ)の剪定
前々回の「ウメの花芽と葉芽」に続いて、ウメの樹形を整える剪定です。
もう一度、剪定前の写真です。
勢いよく真っ直ぐ上に伸びる徒長枝がたくさん出ています。
花芽と葉芽の見分けができたので、花芽のついた枝はそのまま残して、葉芽のついている枝を剪定します。
徒長枝は元から間引き剪定してしまいます。
樹形を乱す上に、徒長枝には花芽は作られないか、作られにくいようです。
柑橘類など他の果樹も上にまっすぐ伸びる枝には花芽がつかず、横に伸びる枝には花がよくつきますね。
徒長枝以外の今年伸びた枝はいくつかの葉芽を残し半分以下の長さに、外芽の先で剪定です。
念のため、大きな切断面には癒合剤を塗って、雑菌の侵入を防ぎます。
完成です。
今年伸びた新しい枝を中心に剪定しました。
昨年の枝は本来切る必要がないと思いますが、昨年間違った切り方をした枝を修正するために少し鋏を入れました。
正しい切り方かはまだ判断できない程度の腕ですが、来年の様子を見て、うまくできたか判断します。