百葉箱もどきの調整 その2
庭の片隅で11月頃から咲き続けている花があります。
エリカです。
ツツジ科で600とか700も種類があるそうです。
約3年前から数種類育てていますが、花が終わった梅雨頃から夏を越すまでに枯れが出やすく、難しい印象です。
高温多湿が苦手なようです。
冬の寒さは問題なく耐えてくれています。
写真のエリカはジャノメエリカです。
庭木にしている写真を見たこともあるので、この種類なら高温多湿も耐えられるのかなと小さな苗から育てています。
正しい測定値がとれていない百葉箱もどきは本物の百葉箱の基本から考えなおしてみました。
(1)太陽光、雨の侵入を防ぐ
(2)風通しをよくする
(3)木を使い、熱を伝わりにくくする
(4)白色塗装で太陽光を反射させる
(5)土の上に設置し、下からの反射を防ぐ
(6)地上1.2~1.5mに設置する
(7)日光が入らないように北向き扉にする
(1)(2)(3)はクリアしています。
(4)、手間がかかりそうですが一番必要な対策に思えます。
(5)、あ!壁だけでなく下も白タイルでした、これはだめですね。
(6)、たぶん4-5m、高くなるとどうなるのかわからないので影響は不明です。
(7)、あまり扉を開けることはないので大丈夫です。
というわけで、まず白塗装です。
アクリル系白塗装+光沢表面コーティング剤塗装を行いました。
今はUVカットまであるのですね。
スプレー塗装は十数年ぶりの挑戦です、よく見るとムラがある仕上がりになりました。
それでもしっかり白くなりました。
設置場所は地表近く、木陰になる場所に変えました。
雨がかかる場所なので、装置本体にプラスチック箱を加工したものをかぶせて雨水対策を強化しました。
風通しを妨げないよう、できる限り隙間を開けています。
これで7つの条件が整いました。
再び観測値のチェックです。
今回も晴天の日に気象庁やウェザーニュースのサイトで一番近い測候所の観測値と比較しました。
朝は+-0.2度以内、午後~夜も+-0.9度以内の範囲で観測値が推移しました。
うまくいきました!
これで観測データが園芸に使えそうです。