百葉箱もどきの調整 その1
オタフクナンテンの葉が綺麗な赤色になっています。
花の少ないこの季節の庭では一番鮮やかで目立ちます。
名前の通りナンテンの仲間です。
ナンテンと違って樹高は30〜40cmと低めで、実はたぶんつきません。
病害虫の被害が出たことがない、丈夫で手のかからない植物です。
先日の百葉箱もどきと温湿度計の続きです。
せっかく設置しても測定値が間違っていては積算温度が間違った結果になり意味がありません。
そこで別のアルコール温度計と温度を比較してみました。
結果、差はなく測定値は正確なことが確認できました。
次に気象庁やウェザーニュースのサイトで一番近い測候所の観測値と比較してみました。
朝は±1度で問題なし、昼は・・・温度差が広がっていました!
正午で+2度、15時頃には+5度に達し、測定温度は20度越え。
この日、県内で20度に達した地点はなく異常です。
考えた結果「白い色」に問題がありそうです。
本物の百葉箱は白塗装で太陽の光と熱を反射していますが、百葉箱もどきは木のままです。
光と熱を箱が吸収したようです。
また設置場所は白い壁の多いベランダで壁に囲まれています。
さらに熱が木箱に集中した可能性があります。
同じベランダ内で直射日光がほとんど当たらない場所に移動してみました。
これで解決。
・・・とはいきませんでした。
白壁の反射熱は想像以上でここも日射しのある昼間は+2〜3度になります。
常に+2〜3度であれば補正できますが、時間帯や日照に影響を受けているので、このままでは測定値を園芸に活かすことができません。
さらに改良が必要です。