カラタネオガタマ・ポートワインの蕾〜開花
カラタネオガタマの開花時期になりました。
昨年地植えにしたばかり、50cmを越えたぐらいの幼木です。
花も楽しめるモクレン科の常緑樹ということで生長を楽しみにしています。
春にだけ花を咲かせるはずですが、昨年は秋にも少し花を咲かせていました。
ここ数年でたくさんの植物を育て始めましたが生育環境が変わると慣れるまではリズムがおかしくなっている植物はよくありますね。
この春には無事環境に適応してくれたようで、たくさんの蕾をつけました。
まず薄い毛が生えた茶色い蕾が枝の途中につきます。
枝の先端には蕾がつかず、葉に隠れている蕾が多いです。
蕾が膨らんでくると茶色い殻のような部分は2つ(?)に分かれて地面に落ちます。
中からはこの品種「ポートワイン」の名前通り、ワインのような紫色系の花が出てきます。
こうなると開花までもうすぐです。
2,3日で花が開きます。
花は綺麗ですが特に目立つものではありません。
でも、香りはかなり強めです。
購入時は完熟バナナのような甘い香りがすると聞いていましたが、本当に例えるのならその通りの香りです。
バナナの「ような」というところが重要です。
バナナとまったく同じ香りではなく、同じ系統の似た香りという感じです。
海外のガムには香料が強めのものがありますが、その香りを思い出させる香りです。
香る範囲は広めで、数メートル離れていても香りが漂っているのがよくわかります。
風のない晴れた日には特に広範囲で甘い香りが楽しめます。
この独特な香りは好き嫌いがありそうなので、育てる場合は事前に香りを確認するのをおすすめします。
百葉箱もどきの計測値メモ
5/10 気温13.1〜30.4℃(平均21.8℃) 湿度28〜94%
5/11 気温14.2〜19.7℃(平均17.0℃) 湿度75〜98%
5/12 気温14.3〜23.9℃(平均19.1℃) 湿度59〜98%
5/13 気温14.4〜24.5℃(平均19.5℃) 湿度55〜93%